20160507_193200 + 環境整備 + 人機 6S ここに、人機 6S と環境整備を定める。言うまでもなく、トヨタの 5S をベースにした思想である。 ## 定義 ### 環境整備 **人機社スタッフ全員で人機 6S を実践することによって、人機社内の環境を継続的に改善し続けること**を、人機社の環境整備活動と定義する。 ### 人機 6S 以下の頭文字を取って、**人機 6S** とする。 - 整理 = Seiri - 整頓 = Seiton - 整備 = Seibi - 清掃 = Seisou - 清潔 = Seiketsu - 躾 = Sitsuke(あえて shi → si としている) ### 整理 必要な物と不要な物を分別し、不要な物を捨てる。 ### 整頓 必要な物を必要な時に必要な量、使えるようにする。 整理で必要だと判断された全ての物に所定位置を付与し、明示する。 ### 整備 必要な物を必要な時に必要な量、使えるように完全稼動状態にする。 整理で必要だと判断された全ての物を点検・修理・保全する。 これは人機社オリジナル項目である。階層としては整頓と並列だが、実践上は清掃と同時に行なうことになる。 ### 清掃 掃除してゴミ・ヨゴレを排除する。 ### 清潔 整理・整頓・整備・清掃の人機 4S を細部まで徹底して実行し、人機社 4S が成された状態を維持する。 ### 躾 整理・整頓・整備・清掃・清潔の人機 5S をはじめとする人機社のルールを正しく遂行する枠組を構築し、それを人機社スタッフ全員に常に実践させる。 ## 実践 人機 6S は雑務ではなく業務である。人機社の全ての業務の土台と言っても良い。人機 6S を重点的に実践する枠組が環境整備活動である。業務時間内に環境整備の時間をオフィシャルに設け、6S の実践を徹底する。 なお、人機 6S は環境整備の時間だけ実践すれば良いのではない。環境整備の時間には重点的に行なうのであって、各人が全業務時間内において、常に実践を意識し続けるべきである。 ### 環境整備の目標 もちろん目標は、人機 6S を実践することであり、具体的な項目は後に述べるが、ここでは直感的理解のために人体における比喩を述べておく。 - 自分の立居振舞や服装はもちろん、四肢、指先、毛細血管の一つ一つまで、自己の全ての状態を意識する - 病気や怪我があれば治療し、健康な身体にする - 身体を清潔に保つ - 健康状態を継続的に維持する仕組づくり これらができていれば、いわゆる自己(自社)のメタ認知ができている状態になる。これを、全社レベルで全員が実行することが環境整備の目標である。 特に、整理整頓の目標を以下のように定める。 #{170821} ### 環境整備の時間設定 環境整備の時間を、原則、**朝会終了後の一時間**と定める。**朝会と環境整備には共に、人機社スタッフ全員参加を強く求める**ので、これらの時間は纏めると都合が良い。 ただし、定例会など、朝会終了後すぐに重要案件がある場合は例外とする。 ### 環境整備の行動基準 環境整備時は、次項以下に記述する 6S を実践するが、人機社スタッフ全員が同時に行なう上での行動基準として以下を定める。 1. 全員参加の機会を活用できるように、一人では困難な作業を優先する 1. 原則として、Asana の [環境整備を行なう](https://app.asana.com/0/239972769810345/board) プロジェクトに挙げられたタスクを実行する 1. 情報共有(コミュニケーション)と協働、役割分担を意識して動く 1. 人機社内の全領域に「触る」よう心掛ける 最後の 4 については少し説明が必要だろう。 業務分担によっては、人機社内の特定の箇所にしか日常的にアクセスしないスタッフも居る。例えば、事務を主業務とする場合、通常、ロボットに触れることは滅多に無いはずである。しかし、人機社スタッフとして、ロボットを身体で感じることは非常に重要であり、環境整備の機会を利用して開発室に出向き、ロボットを磨くことで、人機社が作ろうとしているロボットを体感覚で知ることができる。また副次的な効果としても、ある意味「素人」の目で見ることで、詳しい人間が気付かないことに気付く場合もある。 「ロボットを磨いて心を磨け」。毎日ロボットに触れることに意味がある。 ロボットに限らず、人機社スタッフ全員が人機社内の全領域に、日常的に文字通り「触れている」ことが、後ろ暗い隠し事を無くして透明性を高め、相互理解を深め、作業効率を上げ、人機社を成功に、そして我々を幸福に導くはずである。 ### 整理の実践 必要な物と不要な物を分別する基準を以下のように定める。 1. 今後一月以内に使う物 1. 今後一年以内に使う物 1. 今後一年以上、使われないが、保管すべき物 1. 上記いずれにも該当しない物 この内、1 〜 3 を**必要な物**と定義する。 上記 3 は、法律上の保管義務や、資産価値、記録価値があるなど特別な理由で捨てられない物である。 それ以外、4 に該当する物を、**不要な物**と定義する。 ### 整頓の実践 先の 1 〜 3 に該当する「必要な物」を、使いやすく整頓する。概略、以下の通りとする。 1. 今後一月以内に使う物 → **フロー**として、オープンな棚に**形跡管理** 1. 今後一年以内に使う物 → **半フロー半ストック**として、比較的アクセス容易なケース等にラベルを付けて管理(**姿絵管理**が望ましい) 1. 今後一年以上、使われないが、保管すべき物 → **ストック**として、ケース等にラベルを付けて管理(**姿絵管理**が望ましい) 人機社の機器備品(消耗品を除)には機器備品番号が付いているので、それが分かるようにラベリング・収納する。 ### 整備の実践 人機社の全ての機器備品を完全稼動状態に整備する。 人機社にとってロボットは「動いてナンボ」であり、また道具やロボットが完全稼働状態に無いと、最悪の場合には人が死ぬこともある。完全稼働状態にするために、以下の項目を実践する。 - 配線やメカの状態を確認し、不具合が無いか点検する - 不具合が有れば報告し、修理プロジェクトを走らせる - 定期的に試験稼働を行なう - 定期的に注油する - バッテリやカードリッジ等の消耗品があれば定期的に交換する - 改善できる点を見つけたら改善プロジェクトを走らせる ### 清掃の実践 掃除する。人機社内にゴミが落ちている、埃が溜まっているなど言語道断。埃を払い、汚れを落とし、ゴミを集め、ロボットの錆を落として磨き、ピカピカにする。 人機社では大掃除はしない。人機社の清掃の基準は  **前回よりも綺麗にする** だけである。簡単。日々、ほんの少しでいいので前回の清掃終了時よりも綺麗にすることを継続して行けば、どんどん綺麗になる。大掃除などする必要は無い。 清掃のための道具を揃えることも重要。大掃除ではなく日々の小課題としているのは、道具を揃えながら少しづつ清掃を進めていくことも意図している。必要な清掃道具があれば、これも環境整備の一環として整備すること。 ### 清潔の実践 上記の人機 4S を実践しようとすれば、環境整備の時間が毎日一時間あっても足りないはず。環境整備の時間をフルに使って、どのように実践を進めるか、皆の協働と各自の判断での役割分担を期待する。 ### 躾の実践 本ルールをはじめとして、人機社の就業規則、社則、業務手順を正しく実践することを期待する。 躾として、スタッフ各個人には、 - ルールの内容と意図を知り、遵守すべく努力する ことを求める。人機社としては、 - ルールを周知する - 周知されても遵守されないルールを見つける - 遵守されないルールの仕組を改善する(個人を責めない) ことを実践する。 ## 参考リンク 1. [20160406_033700 + 業務手順 + 機器備品管理 + 検収終了後の実装作業手順](https://mmseinc.docbase.io/posts/82688) 1. [20160415_142800 + 業務手順 + 廃棄物処理 + ゴミの分別](https://mmseinc.docbase.io/posts/84821) 1. [20160512_140300 + 業務手順 + 人機文庫へのファイル保存手順](https://mmseinc.docbase.io/posts/89600) ***** 起草者 : 金岡 克弥 _End of Note_